カートリッジを換えてみた。
2011年 07月 04日
ortofon Kontrapunkt-aは最も長い間使ったカートリッジ。コントラクンプトなんて日本人が言い辛い名前を付けたのも憎い(笑)。意味は音楽用語の「対位法」らしい。オルトフォン社のネイミングのよさが光る。しかもその音の良さは全くジュビリー譲り(先輩のK氏宅でジュビリーを聞いてそう思った)。Kontrapunkt-aは私の超お気に入りカートリッジである。
数日前、DL-103というデノンのカートリッジに換えてみた。中古が安く出ていたので買ってみたのである。
オーディオというのは面白い。レコードの針を換えただけで音が大きく変わる。ただ、大きく変わると言ってもマッキンのセパレートで鳴らすので本質的な部分は変わらない。しかし長年オルトフォンを使っていたのをこのDL-103というMade in Japanカートリッジに換えると
音がスッキリ!!している
高域が綺麗に伸びている。伸びているがキラキラ感はほとんどない。
低域のうねるような感じは出ない。
極めてアナログレコードらしい音(笑)。つまりナローレンジらしい音。
ああ、レコードを聴いているんだなって思う音(笑)。
等々
とやはりMade in Japanらしい端正な音になるから面白い。
ショップの人は
「カートリッジを他社製に換えたらまるでDACを換えた、いやそれ以上の効果がありますよ」なんて言っていたが、本当だった(笑)。
DL-103、オーディオファイルでも愛用している人が多いと聞くが、
このコクが非常に少ないナチュラルサウンドを堪能できるMade in Japanで、いままで繰り返し聞いてきたレコードを聴き直してみようと思う今日この頃である。