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カートリッジを換えてみた。

愛用のヤマハGT-2000Lには半年以上Ortofon SPU Reference GEを使っていた。デジタル音源に打ち勝つ味濃いアナログサウンドはやはりSPUのものだったからだ。しかもGT-2000LにSPUを付けるにはSPU専用ウエイトが必要なので、いったんそのウエイトに変更すると他のカートリッジに換えるのが極めて億劫でもあった。


ortofon Kontrapunkt-aは最も長い間使ったカートリッジ。コントラクンプトなんて日本人が言い辛い名前を付けたのも憎い(笑)。意味は音楽用語の「対位法」らしい。オルトフォン社のネイミングのよさが光る。しかもその音の良さは全くジュビリー譲り(先輩のK氏宅でジュビリーを聞いてそう思った)。Kontrapunkt-aは私の超お気に入りカートリッジである。

数日前、DL-103というデノンのカートリッジに換えてみた。中古が安く出ていたので買ってみたのである。
オーディオというのは面白い。レコードの針を換えただけで音が大きく変わる。ただ、大きく変わると言ってもマッキンのセパレートで鳴らすので本質的な部分は変わらない。しかし長年オルトフォンを使っていたのをこのDL-103というMade in Japanカートリッジに換えると

音がスッキリ!!している
高域が綺麗に伸びている。伸びているがキラキラ感はほとんどない。
低域のうねるような感じは出ない。
極めてアナログレコードらしい音(笑)。つまりナローレンジらしい音。
ああ、レコードを聴いているんだなって思う音(笑)。
等々
とやはりMade in Japanらしい端正な音になるから面白い。
ショップの人は
「カートリッジを他社製に換えたらまるでDACを換えた、いやそれ以上の効果がありますよ」なんて言っていたが、本当だった(笑)。
カートリッジを換えてみた。_b0225847_17225272.jpg


DL-103、オーディオファイルでも愛用している人が多いと聞くが、
このコクが非常に少ないナチュラルサウンドを堪能できるMade in Japanで、いままで繰り返し聞いてきたレコードを聴き直してみようと思う今日この頃である。
by bachcantata | 2011-07-04 17:21 | アナログ

Mcintosh XRT後は、ソナスファベール・アマティとガルネリを使い分けてイタリアの風を嗜む。デジタルデトックス、軽薄短小にこだわる逆戻りレコード演奏家


by bachcantata